【この記事は私が編集している広報誌からの転載です】

テラ絵

©JICA/©JAXA

地球表面の7割は海で、残り3割を陸地が占めています。その陸地のまた3割が森林です。その森林が熱帯雨林を中心に減少し続けていることをご存じですか。これを「森林破壊」と呼んでいます。森林破壊は、野生生物の絶滅を招くだけでなく、地球温暖化や異常気象発生にも影響を与えていると言われています。人類にとって深刻な問題の一つです。

森林破壊の原因にはいくつかありますが、木材としての違法伐採もその一つです。ところが広い森林を人の目で監視するのはとても大変なことです。そこで違法伐採の監視に貢献しているのが、2015年にJAXAが打ち上げた人工衛星「だいち2号」です。衛星から発せられる特殊なレーダーは、昼夜・天候を問わず地球上の森林を宇宙から監視できます。そして森林だった場所が消滅したらホームページ上に公開されます。現在公開されている南米の熱帯雨林の状況を示したのが左の図です。地図上に黄色と赤色のピンがささっています。経度・緯度1度の範囲で森林の消失が見つかるとピンが立ちます。45日間ごとにデータが更新されていて、運用を始めてから森林の消失が見つかった全ての場所が黄色のピン、そして特に直近の45日間で見つかった場所が赤いピンで示されています。このデータを見ると、広範囲にそして短期間に森林破壊が進んでいることが分かります。

日本の科学技術が、地球環境を守るために使われているのは嬉しいですね。私たちも早く核融合発電を実現させて、地球環境を守ることに貢献したいです。

【参考】JICA-JAXA Forest Early Warning System in the TropicsのHP:http://www.eorc.jaxa.jp/jjfast/