イタリア、ラクイラで行われているサミットで、G8が温室効果ガスの排出量を2050年までに80%削減することを合意したとの報道がありました。基準年が「1990年もしくはより近年と比較」というように少し曖昧になっていますが、80%削減は挑戦的な目標です。さて80%削減ということは、石油などの二酸化炭素を排出する化石燃料をほとんど使わないと言っているのと同じことです。目標を高くすることは、とても評価できます。でも、これを口実に原子力発電を安易に推進することには反対です。ウランも結局は化石燃料。いつかは枯渇する資源です。太陽光発電では夜間電力をまかなうことができません。だからエネルギー貯蔵、つまり蓄電池や水素エネルギーへの変換が必須です。原子力発電に変わるものとしては、環境影響の小さい核融合エネルギーの開発も必要です。40年なんてあっという間にやってきます。未来としてではなく、近い将来の問題として、私たちが責任を持って方策を考えていくべきだと思います。