最近とても嬉しいことがありました。以前研究所に見学に来てくださった三重県の女性グループのお一人の方が、地元の文化祭でエネルギー環境問題と私たちの行っている核融合研究についてポスター発表されたのです。その方はおそらく私の母と同じくらいのお歳です。今回の発表に際して、私たちの広報冊子を一生懸命勉強され、何度も質問の電話をいただきました。このような難しい内容の発表をするため、関係者との交渉にも苦労されたようです。
 見学に来ていただいた方が、また他の方に説明してくださることがあるとは予想もしていませんでした。とても嬉しいことです。これからも見学者の方には、分かりやすく心を込めて説明しないといけないと改めて思いました。
 その方から「私が生きている間にもっと早く核融合発電を実現できませんか」と質問され、「がんばります」としか答えられない自分を少し歯がゆく思いました。実現までの「30年」くらいという時間が少し遠くに感じられました。