日本における死亡原因の第1位はガンですが、世界全体の死亡原因の第1位は「飢えと栄養不足」です。(WFPのHPより)それなのに穀物価格が高騰して大変なことになっています。WFPのニュースレターにこの深刻な現状が掲載されていましたので、紹介します。朝日新聞でも「食料暴発」という特集(5/4~6)が組まれていました。なにか世界中で歯車がくるってきたような感じがしてなりません。
(WFP国連世界食料計画のニュースレターより抜粋)
「穀物高騰 WFPの支援活動にも大きな支障」
世界的な穀物価格の高騰が、途上国の人々の暮らしを直撃しています。
アフガニスタンではこの1年余りで小麦の値段が67%上昇し、自分で農作物を生産している人以外は、今や所得の75%をも食費に費やさなければならなくなりました。西アフリカのシエラレオネでは米の値段が1年前と比べて4割上昇。中米のエルサルバドルでも、同じ金額で買える食糧の量が一年半前の半分になってしまい、人々は食事の量を半分に減らすことを余儀なくされています。
価格高騰の原因としては、中国やインドなどで食生活が豊かになるにつれて、家畜の飼料としての穀物需要が急増していること、環境にやさしいとして注目を集めるバイオ燃料の原料として穀物が使われていること、オーストラリアなどの主産地が干ばつなどの自然災害に襲われ不作に終わったこと、原油高により食糧の輸送コストや肥料の値段が上がっていることなどが挙げられます。
世界には1日1ドル以下で生活する人々が10億人以上もいるとされますが、これまでも収入の半分以上を食費に当てていた人々にとって、さらなる穀物の値上がりは死活問題です。一部の国では、食糧価格の高騰に端を発する暴動も起きています。