新聞などで、電気料金の値上げが報道されています。朝日新聞今日の朝刊一面には、「東京電力・・4~6月の電気料金について、標準家庭で150円前後上がる見通し」「同じ理由で中部電力は同140円程度・・上がりそうだ。」とありました。この曖昧な表現が理解できなかったので、インターネットで調べてみました。
 どうもこれは燃料調整制度による値上げとわかりました。『燃料費調整制度は、為替レートや原油価格などの変動による燃料費の変動をすみやかに電気料金に反映することを目的として、燃料費の変動に応じて電気料金を調整するしくみです。』(中部電力のホームページより)その料金は、毎月もらえる「電気料金のお知らせ」に「当月燃料費調整単価」として記入されていています。写真は1月のお知らせの写真です。0円72銭/kWhという単価に使用量を掛けた料金が調整されます。調整というのは、この単価はマイナスになることもあるからです。
 ではどうやってこの調整単価が決まっているのでしょうか。この単価は3ヶ月毎に過去の平均燃料価格によって計算されます。4月から値上げということは、昨年の10月~12月の平均燃料価格によって計算されることになります。だから「値上げの見通し」という曖昧なものではなく、平均燃料価格が分かれば簡単にに計算できるものです。計算式は同じく中部電力のホームページにありました。
 ということで、4月から150円の値上げということは、標準家庭の使用量が300kWhだとすると、燃料調整単価が50銭/kWh増えると予想されます。そして4~6月の限定的なものではなく、平均燃料価格が下がらない限り調整単価は下がらないことになります。