核融合発電の実現に向けてマイナス要因のニュースが発表されました。国際協力でこれからフランスに建設が開始される国際熱核融合実験炉(ITER、イーター)ですが、参加国の米国が2008年度の予算をITER建設に拠出しないことを認めたというニュースです。日本では18日付毎日JPに発表されました。海外でも同様のニュースが流れているのでおそらく本当なのでしょう。

 ITERはEU、日本、米国、ロシア、中国、韓国、インドの7極が共同で建設するもので、EUが45.5%、その他が9.1%ずつ建設費を分担する協定が昨年10月に発効したばかりです。その約束がもう破られることになるわけです。少し無責任な気がします。

 米国の科学予算は総額4.6%増加しているのですが、その増加はスーパーコンピュータや生物学に関する研究に集中しているとのことです。そのかわりITERや次世代加速器(ILC)の予算が大幅に削減されています。

 核融合発電はエネルギー問題や地球温暖化問題を解決する手段だと思いますが、米国ではそのような認識がないのでしょうか。