昨日の朝日新聞「テクノ最前線」に「超伝導で超効率送電 住友電工、米で実証試験中」という記事が掲載されました。「高温超伝導線を液体窒素で零下196度に冷やすと、断面積あたり、従来の銅線の200倍の電気を流せる(記事より)」というメリットを活かし、老朽化した地下送電ケーブルを超伝導線を使った送電ケーブルに置き換えようという計画が進められています。特に老朽化が進み、停電が頻発している米国では、プロジェクトとして超伝導送電の開発を進めています。そして、ニューヨーク州のAlbany市で、350メートル離れた変電所の間を超伝導送電ケーブルでつなぎ、7月から運転を始めています。その送電ケーブルに使われた超伝導線を日本のメーカーが作りました。(詳しくはメーカーのホームページを)
 世界最大の超伝導核融合実験装置である「大型ヘリカル装置」では、10年も前に55メートルの超伝導送電ケーブルを製作し、これまで問題なく運転を続けています。10年間で超伝導送電ケーブルの性能は大幅に進歩していますが、核融合の研究開発が発端となって波及していく技術があることも知っていただけたらと思います。