『エネルギー効率』のはなしも3回目となりました。火力発電所の効率が40%程度ということですが、残りの60%のエネルギーはどうなるのでしょうか。それは熱の排出【排熱】となって、大気中や海水中に捨てられています。この排熱を上手く利用することで、効率を高めることができます。最新の火力発電所では、燃料ガス(天然ガスや石炭ガス)でガスタービン発電機を回し、さらに排熱で水蒸気を作り蒸気タービン発電機を回しています。この方法では効率が50%に達するそうです。(参考:メーカーのホームページ
 比較的小さなガス発電機をビルや工場に導入すると、電気をとり出した後に、排熱を給湯、空調に使うことができます。そうすると70~90%という高いエネルギー利用効率が得られます。これを「ガスコージェネレーション」と呼んでいます。(参考:日本ガス協会のホームページ
 核融合発電や原子力発電では、排熱を利用した水素製造や海水淡水化が考えられています。排熱を利用するとバイオマス(廃棄物)からの水素製造も可能となります。(参考:原子力委員会核融合専門部会の資料
 これからの発電所では電気を作るだけではなく、利用可能なエネルギーはとことん利用することが大切になってきています。