今回は前々回の『エネルギー効率』のはなしの続きです。
 省エネルギー、新エネルギーを促進した場合を想定しても、やっぱり2040年くらいまでは、化石資源(石炭、石油、ガス)に一次エネルギー源のほとんどを頼っていかなければいけません。(参考:原子力委員会核融合専門部会の資料
 そこで無視できない「火力発電所の効率」についての問題があります。日本の火力発電所の効率は年々向上して今は約43%です。英国、北欧も同様の効率を達成しています。ところがエネルギー消費の大きいアメリカは約37%、インド、中国は32~33%と効率が悪くなっています。車の燃費と同じで、燃費の悪い火力発電所が世界でたくさん運転されているということです。これははっきり言って化石資源の無駄遣いです。
 技術的な問題もあると思いますが、第一に火力発電の効率が向上できれば、二酸化炭素排出量も削減できます。日本の技術をもっと海外に移転できないものでしょうか。そういう国際貢献をもっと進めてほしいと願っています。