今日朝日新聞夕刊に「液体ナトリウム もんじゅ再注入」の記事がありました。『もんじゅ』は、新型の原子力発電所(原子炉)で、「高速増殖炉」と呼ばれています。燃料のウランを効率的に使うことができるために数千年維持できるエネルギー源になると言われています。(今の原子炉は100年程度でウラン資源を使い切ってしまいます。)私が学生の時は「夢の原子炉」と呼ばれていました。その『もんじゅ』は、11年前に発電の試験をしている途中で、炉心を冷却している液体ナトリウム(2次系)が、折れた温度計から漏れ出す事故を起こし、運転を停止しました。ナトリウムは水や酸素と急激な反応を起す物質で、ナトリウム漏れが危険な事故であることが一般に知られていたのに、これを起こしてしまったことは衝撃でした。また事故当時、その重要性を軽視したような対応をしたことも残念でした。今回のナトリウムの注入は、来年からの運転再開に向けた大切なニュースですが、あまり大きく報道されていません。(中部地方版のNHKニュースくらい)なにか大切なことが淡々と進んでいるという印象です。