国立科学博物館に初めて行きました。特別展「花」が朝日新聞天声人語に紹介されていたのがきっかけです。花の進化、色や匂いのこと、世界の珍しい花々、園芸についての多彩な展示でした。印象に残ったのは、園芸種の品種改良にものすごい労力を注いでいることでした。最先端の技術である重イオンビームを使ってみたり、チューリップでは品種改良に数十年かかることなども知りました。品種改良された青いバラや青いカーネーションも展示されていました。(直前にみたヒマラヤの青いケシに比べるとちょっと紫でしたが)人間の品種改良に対する執念みたいなものを感じました。
常設の「日本館」の展示もとても勉強になりました。特に日本に住んでいる野生生物の種の数を同じ島国(緯度も面積も似ている)であるイギリス、ニュージーランドと比較した展示が印象的でした。植物では、日本5300種(固有種1800)、イギリス1623種(固有種160)、ニュージーランド2089種(固有種1654)です。哺乳類では、日本107種(固有種48)、イギリス42種(固有種0)、ニュージーランド3種(固有種3)です。明らかに日本の生物多様性は他国と比較しても高いと言えます。
人工的に種を増やすことも人間の豊かな生活にとって重要かも知れませんが、自然の種の保護についてもっと真剣に考えていきたいと思いました。