テレビで高知県東洋町の最終処分場応募のニュースが流れていました。テロップには「核のゴミ」と書かれていました。この言葉の省略が気になって仕方ありません。「核」という言葉を「こわいもの」を強調するために使っているとしか思えません。そして他人事のようなイメージを受けます。実際は「日本の電気の1/3を作っている原子力発電所から出てくる放射性廃棄物」です。他人事ではありません。
 確かに「核実験」とか「核ミサイル」を省略して「核」と言ってしまっているので、非常に怖いイメージがついて回ります。「核融合」にも同様の事情があります。研究所に見学に来られた方々からは「核が付くから怖いものだと思っていました」という感想を多くいただきます。でも説明を聞いてもらった後は「大切な研究なんだ」ということを理解してもらえます。
 海外では”Nuclear Fusion”という言葉からNuclear(核)を省略して”Fusion”というと核融合のことを意味するようになってきました。病院にある「磁気共鳴画像(MRI)」も最初は「核磁気共鳴(NMR)」と言っていました。「核」が嫌がられ、一般名称が変わってしまった例です。核融合もという話はありますが、私は適当に言葉を省略することに抵抗を感じます。【核融合】が一般に理解されるように頑張ります。