前々回、二酸化炭素排出量と発電コストについてお話しましたが、このどちらについても優位なのは原子力発電です。
 それでは核融合発電の優位性はなんでしょうか?原子力発電は、ウランを燃料としていますが、ウランは限りのある資源です。使うことができる資源を、使っている量で割り算した年数(可採年数)は、最近のデータでは85年です。(資源は探せば見つかるので、この年数で無くなるわけではありませんが)最近よく聞くプルサーマル(再処理されたプルトニウムを一部燃料に使うこと)を行っても、この年数は1~2割延びて100年になる程度です。この持続性の無さが、原子力発電の最大の欠点です。核融合発電の燃料、重水素は海水中にあるので、可採年数を無理やり計算すると1億年というような数字になります。無尽蔵といってもかまいません。