今日は核融合発電の二酸化炭素排出量と発電コストについて考えてみます。
 火力発電は燃料の燃焼から二酸化炭素を発生するので、その他のエネルギー源に比べて10倍以上の二酸化炭素を発生します。(同じ電力を発電するとして比較します。)火力発電を別格とすると、その他のエネルギー源は建設・運転で発生する二酸化炭素量で比較されます。(決してゼロではありません。)核融合発電で発生する二酸化炭素は、最も少ない原子力発電より多いですが、太陽光発電と同程度です。
 発電コスト(同じ電力を発電するためのコスト)については、現在の技術の延長で核融合発電所を作れば、現在の火力や原子力発電に比べて倍程度高くなります。太陽光発電と比較すると、同程度かおそらく安いでしょう。(どちらも技術の進歩によって安くなっていくでしょう。)
 核融合発電が実現すれば、温暖化対策になることは明らかです。しかし発電コストが高くなることは避けられません。従って核融合発電は、太陽光発電と同じように「持続可能なエネルギー源」と位置づけて、他の新エネルギーとバランスをとりながら導入していく必要があります。決して大量エネルギー消費を支えるためのものではありません。